FOMCの追加緩和策はどうなる?

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2010年〜2011年の米国FOMCの開催予定カレンダー

為替相場の大きな潮流をつくる米国の経済金融政策決定会合(FOMC)は約6週間ごとに年8回、毎週火曜日(2日間の場合は火・水)に開催され、議事要旨は2日後の木曜日に前回分が公表されます。また、FOMC開催2週間前の水曜日には地区連銀景況報告(ベージュブック)が公表されます。FX投資家の方は必ず、注目するようにしてください。

 

 

FOMC

FOMCの追加緩和策はどうなる?

来週水曜日はいよいよ注目のFOMCが開催されます。失業率の高止まりを背景に何らかの追加緩和を打ち出してくることは確実ですが、具体的な追加緩和策はまだはっきりせず、どういう結果となっても相場は大きく動きそうです。

 

注目すべきポイントはまず資産買い入れの規模と手法。最初から1年で1兆〜2兆ドルといった大きな目標額を設定してくるのか、それとも当初は1000億ドルといった小規模の買い入れでスタートし、その後状況を見ながら増額してくるのか。小規模な買い入れでは市場に失望を与えてしまいますし、逆に最初から大規模な量的緩和を打ち出してしまうとドル安に歯止めが掛からなくなるリスクがあります。

 

昨日は「FRBが債券ディーラーや投資家を対象に、資産購入による利回りへの影響について聞き取り調査した」との情報が流れましたが、FRBは追加量的緩和の適切な水準を探るため、さまざまな情報を流し反応を見ているのかもしれません。とするとFRBは聞き取り調査の結果、「小規模な買い入れでは市場の失望を買う」という感触を得た可能性が高く、現時点では市場の期待通りかそれ以上の大規模なプログラムとなる可能性が若干高いと思います。

 

皮肉なもので、一時はこれから行われる量的緩和の効果(インフレ期待の高まり)を先取りし、債券利回りがほぼ1ヶ月ぶりの水準まで上昇するという現象が起こりました。また今週行われた米国のインフレ連動債の入札で、最高落札利回りが初のマイナスとなる人気となったことが「インフレ期待が高まった」という話題に拍車をかけました。

 

インフレ連動債とは、クーポン利率は固定ですが、償還される元本はインフレ率によって調整される、つまり将来インフレが上昇すれば償還額が増加する債券です。インフレ連動債がマイナス金利で落札されたということは、投資家は将来インフレが高まると予想しており、今ならマイナス金利で購入しても旨みがあると読んでいることになります。今週前半のドルの反発は、この債券利回りの上昇が要因であることが考えらられます。

 

FRBの国債買い入れで債券利回りは低下するのか、それとも量的緩和でインフレ期待が高まり利回りは上昇するのか。またそれによりドルは売られるのか、買われるのか。短期的な動きは予想がとても難しく、市場のセンチメントの変化に従って柔軟に対応していくしかありません。

 

しかし中期的に見て、量的緩和はFRBのバランスシート拡大やドルの価値希薄化につながり、本質的にはドル売り材料であることは明らかです。またインフレ懸念による債券利回りの上昇はよい金利上昇とは言えず、継続的なドル買いを呼び込めるとは思えません。そもそも現在デフレリスクがあるからこそ量的緩和をするのに、その効果を先取りしてインフレ懸念が高まるというのもちょっと気が早すぎると思います。

 

FOMCまで市場のセンチメントはまだまだ二転三転する可能性がありますが、やはり量的緩和でドル安進行というのがメインシナリオ。短期的・思惑的な動きにあまり振り回されないようにしたいものです。

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